73
この数字にピンときた方&何かどっかで見た方は追記をクリックすると何かでてくると思います。
ミラクルかと思うくらいありえないことだYO
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ミラクルかと思うくらいありえないことだYO
言うまでも無いが、南波は地図が読めない。
もはやミラクルとしか言いようのないほどの方向音痴っぷりを発揮する南波であるから、これで地 図が読めたら不条理極まりないことだ。そもそも方向というものを正確に把握しているかも危ういくらいだ。これでは地図などただの紙切れと成り果てる。たとえそれが大事なものであったとしても、だ。けれども、そんな南波は必ず帰ることができる。
なぜなら・・・・
W.E-ミラクル中-
「・・・・・・・・・・・・・」
見慣れない町並みを目の前にして、南波は絶句した。
ここはどこだ?町のどの辺だ?ていうかここはなんて町だ?
師匠兼相棒の玖雷と異型駆除にやってきたはいいものの、早速迷った。
さっきまでは町の出入り口付近にある比較的賑わっている場所にいたのに、今は人っ子一人居ない原っぱにいる。町中から平原という壮大な舞台チェンジに流石の南波も驚いた。
玖雷が宿を取りに行ってしまって暇だったから、その辺をちょっと散歩するつもりで、ちょっと歩いただけでこのあり様。
いつのも事といえばいつものことなのだが、見つけられたときの玖雷が怖い・・・・。
「どーすっかなー・・・」
棒読み気味で呟き、やることもないので南波は適当な岩を見つけ腰を下ろした。
その辺を見渡してみると、何もない。ただ石や草があるだけだ。
平原といっても、一面草だらけという訳でもなく、大小様々な石がごろごろしていて、妙な景観を作り出している。草色と灰色、時々黒色。鮮やかさの少ない景色は南波を厭きさせることしかできそうにない。
「早くこねぇかなー・・・」
南波は、どこかの道を無表情で闊歩しながら自分を探しているであろう人のことを想像して、がっくり肩を落とした。
「絶対キレてるよなー・・・」
こんな時は大概脳天に一発と決まっているが、今日はそういう訳にもいかないだろう。
あまり自覚は無いが、今回は相当厄介な場所に迷い込んだ気がしてならない・・・。
下手をすると、満面の気持ち悪い笑顔で恐怖のしごきか激マズ手料理だ。
「はぁー・・・」
南波は迫り来る説教の恐怖を感じつつも、ただ師を待っていた。
(必ず見つけてくれることを疑いもせずに)
オワリでよくね?
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スゲェ・・・・スゲェよ・・・・73だよ、73二個だって?!ちょ、どうした?!そんなに極限状態なのかな?!いや極限だけど・・・!!
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